金融と行政一緒に勉強 ~ 土地宝典図
農地の管理図としては、一部の自治体で土地宝典として1筆管理図面が作成されてきたが、全国に普及しているまでには至っていない。しかしながらその内容は地番図と同様に公図を基本に特定の地域に区分されて集成されているために現実的な管理図として利活用されている。このような地図は3つの特性を持っている。 1)縮尺1/1000程度で公図、農家台帳、農地台帳と照合されている。 2)地番、地目、字界、行政界、所有者名が記載されている。 3)図面間の接合が取れている。 4)地番図として一部分参照できる図面となっている。地番図と地籍図、及び農地図の関連を考慮する場合、3つの特性を十分に検討する必要がある。①地図には精度規定が掛かっているものと、ないものがある。②関連する地図が持つ上位性と下位性及び同位性を識別すること。この関連は基図とそこから応用される主題図的利用の関係を言う。例えば、地籍図から地番図は作成されるが、地番図からは地籍図は作成できないことから、地籍図が上位で、地番図は下位の関係にある。又、地番図から農地図はできるが、農地図からは地番図はできない。この場合は地番図が上位で農地図が下位となる。地籍図と道路台帳図はそれぞれ別の精度体系を持っているので併用できない。同位となる。敢えて併用する場合は目的によってどちらかを上位とすることになる。地番図の場合は地形図としての道路台帳図を上位とし、地籍図は参考図書になる。③原則として地形図は見える形状を表現し、主題図は見えない情報を表現している。このような関連性を前提にすれば、現在の自治体の地図系統(親元的な意味)は次の3つに区分される。この3つはそれぞれの法的規定の運用の中で、独立性を持っている。しかしながら、この3つの地図から新しく出来た用途別の地図は更に分派して主題図的な独立性を持つ。